tel:0462065303

ネット予約は初診の方のみ受付可能です

〒252-0011 神奈川県座間市相武台3丁目42-41
小田急小田原線 【相武台前駅】 南口徒歩1分

ブログ

顎関節症とは?原因・症状・セルフケアから治療法まで徹底解説

顎関節症で顎が痛むイメージ

こんにちは。座間市相武台、小田急線「相武台前駅」南口より徒歩1分にある歯医者「相武台ゆうデンタルクリニック」です。

食事やあくびの際に顎がカクンと鳴ったり、口を開けようとするとこめかみが痛んだりした経験はありませんか。

その違和感は、顎関節症のサインかもしれません。顎関節症は、歯ぎしりやストレス、何気ない生活習慣が積み重なって起こることが多く、放置すると食事や会話に支障をきたす可能性もあります。

この記事では、顎関節症の主な症状や原因、そして歯科医院で行われる治療法について詳しく解説します。ご自宅でできるセルフケアや予防法もご紹介しますので、顎の不調にお悩みの方はぜひ参考にしてください。

顎関節症とは

顎関節症について説明するイメージ

顎関節症とは、顎の関節やその周囲の筋肉に不調が起こり、痛みや音、口の開きにくさといった症状が出る状態を指します。

代表的な症状には、顎の動かしにくさ、食事や会話のときの違和感、耳のまわりの痛みなどがあります。

症状の出方や程度には個人差があり、軽度の違和感にとどまる方もいれば、日常生活に支障をきたすほど強い症状に悩まされる方もいます。

顎関節の構造と役割

顎関節は、頭の骨(側頭骨)と下あごの骨(下顎骨)がつながる部分にあり、「顎関節」と呼ばれています。

この関節は、関節円板というクッションのような組織と、それを支える靱帯や筋肉によって成り立っています。顎関節の特徴は、単純に開閉するだけでなく、左右にずらすといった複雑な動きができる点にあります。

こうした機能により、食べ物を噛んだり言葉を発したりと、日常生活に欠かせない働きを担っています。

顎関節症が起こる仕組み

顎関節症が発症する背景には、いくつかの要因が関わっていると考えられています。代表的なものとしては、歯ぎしりや食いしばり、ストレスによる筋肉の緊張、噛み合わせのずれ、さらには外傷などが挙げられます。

これらの要因が積み重なることで、関節や筋肉に負担がかかり、炎症や関節円板のずれ、筋肉のこわばりといった変化が生じ、症状が現れるとされています。

原因や症状の現れ方は人によって異なるため、正確な診断と、それぞれに合った治療を受けることが大切です。

顎関節症の主な症状

顎関節症で食事で顎が痛む女性

顎関節症の主な症状について、どのような現れ方があるのか、また日常生活にどのような影響を及ぼすのかを詳しく解説します。

顎の痛みや違和感の現れ方

顎関節症では、顎の関節やその周囲に痛みや違和感が生じることがよくあります。痛みは顎を動かしたときだけでなく、安静時にも感じる場合があり、こめかみや耳の周辺にまで広がることもあります。

違和感としては、顎がだるい、重い、しびれるような感覚を訴える方もいます。これらの症状は、食事や会話など日常の動作で気づくことが多いです。

口が開きにくい・開閉時の音がする場合

顎関節症の特徴的な症状の一つに、口が開きにくくなる、または開閉時に「カクン」「ジャリジャリ」といった音がすることがあります。

これは、顎関節内の構造や動きに異常が生じている場合にみられます。

音がするからといって必ずしも重症というわけではありませんが、口が大きく開かない、開閉がスムーズにできないといった症状がある場合は、早めの受診が推奨されます。

日常生活に及ぼす影響

顎関節症の症状は、食事や会話、歯磨きなど日常生活のさまざまな場面に影響を及ぼすことがあります。痛みや開口障害のために食事がしづらくなったり、会話が億劫になったりすることもあります。

また、慢性的な症状が続くと、ストレスや睡眠の質の低下につながる場合もあるため、早期の対処や専門医への相談が重要です。

顎関節症の原因

顎関節症の原因にもなるパソコン作業でストレスを感じる女性

顎関節症の原因について、主な要素ごとにわかりやすく解説します。

噛み合わせや歯ぎしりの影響

顎関節症は、上下の歯の噛み合わせがわずかにずれていたり、無意識に歯ぎしりや食いしばりをしてしまう習慣があると発症しやすいと考えられています。

噛み合わせの不具合や歯ぎしりは、顎の関節やその周囲の筋肉に負担をかけ続け、結果として痛みや口が開きにくいといった症状を引き起こすことがあります。

こうした場合、歯科医院ではマウスピースを用いた治療が勧められることもあります。症状や原因は人によって異なるため、自己判断せずに専門の歯科医師へ相談することが、適切な対応につながります。

ストレスや生活習慣との関係

精神的なストレスや緊張が続くと、無意識に顎に力が入りやすくなり、歯ぎしりや食いしばりの頻度が増すことがあります。

また、長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用など、姿勢の悪さも顎関節に負担をかける要因となります。

日常生活の中でリラックスする時間を持つことや、正しい姿勢を意識することが、症状の予防や悪化防止につながる場合があります。

外傷や遺伝的要因

顎や顔面への強い打撲やケガがきっかけで顎関節症を発症することもあります。

また、顎関節やその周囲の構造に関わる遺伝的な要素が影響する場合も報告されています。家族に顎関節症の方がいる場合や、過去に顔や顎を強く打った経験がある場合は、症状が出た際には早めに医療機関を受診することが望ましいです。

顎関節症の種類

顎関節症で口が開きにくい男性

顎関節症にはいくつかの種類があり、それぞれの特徴や診断方法について理解することが大切です。

筋肉性・関節性

顎関節症は主に「筋肉性」と「関節性」に大別されます。筋肉性は、あごの動きに関わる咀嚼筋(そしゃくきん)に原因があるタイプで、筋肉のこわばりや痛みが主な症状です。

一方、関節性は顎関節自体の異常、例えば関節円板のずれや関節の炎症などが関与します。これらは、顎の動きに伴う音や開口障害が特徴的です。

近年では、これらが複合的に関与する場合も多く、個々の症状や経過に応じて分類されることもあります。

それぞれの特徴と診断方法

筋肉性顎関節症では、あご周辺の筋肉の痛みや圧痛、開口時の違和感が現れることが多いです。診断には、医師による問診や触診が行われ、筋肉の緊張や痛みの部位を丁寧に確認します。

関節性の場合は、口を開けたときのカクカクという音や、あごが開きづらい、あるいは閉じにくいといった症状が目立ちます。

診断には、レントゲンなどの画像検査が用いられることもあり、関節の状態や円板の位置を詳しく調べます。

いずれの場合も、自己判断は避け、症状が続く場合は専門の医療機関で相談することが推奨されます。

顎関節症の治療方法

顎関節症の治療器具の一つであるスプリントのイメージ

顎関節症の治療方法について、主な治療の種類やそれぞれの特徴、治療期間や費用の目安について解説します。

保存的治療(薬物療法・理学療法など)

顎関節症の多くは、まず保存的治療が選択されます。薬物療法では、痛みや炎症を和らげるために消炎鎮痛薬が用いられることが一般的です。

また、理学療法としては、顎の筋肉をほぐすマッサージや温熱療法、開口訓練などが行われます。これらは患者さんの症状や状態に合わせて医師が適切に選択します。

スプリント治療やマウスピースの活用

スプリント治療とは、マウスピースのような装置を口腔内に装着し、顎関節や筋肉への負担を軽減する方法です。

特に歯ぎしりや食いしばりが関与している場合に有効とされています。マウスピースは就寝時に装着することが多く、個々の歯並びに合わせて作製されます。

手術が必要となるケース

保存的治療やスプリント治療で改善がみられない場合や、関節内部に明らかな構造異常がある場合には、手術が検討されることもあります。

手術には関節鏡視下手術や開放手術などがあり、症状や原因に応じて選択されますが、手術が必要となるケースは比較的少ないとされています。

治療期間や費用の目安

治療期間は症状や治療法によって異なりますが、保存的治療やスプリント治療の場合、数週間から数か月程度で経過をみることが多いです。

費用については、保険適用となる治療も多く、自己負担額は治療内容や医療機関によって異なります。詳細は受診時に医師や医療機関に確認することが大切です。

自宅でできる顎関節症のセルフケア

自宅でできる顎関節症のセルフケアについて説明する歯科医

顎関節症を自宅でケアする方法について、ストレッチやマッサージ、生活習慣の見直し、注意点などを具体的にご紹介します。

ストレッチやマッサージの方法

顎関節症のセルフケアとしては、顎周辺の筋肉を優しくほぐすストレッチやマッサージが役立つことがあります。

例えば、口を無理なくゆっくり開閉したり、頬やこめかみを指の腹で軽く円を描くようにマッサージする方法があります。

痛みが強い場合や違和感がある場合は、無理をせず中止し、必要に応じて医療機関に相談しましょう。

生活習慣の見直しポイント

日常生活の中で、顎に負担をかける習慣を見直すことも大切です。硬い食べ物を避ける、ガムや氷を噛むのを控える、片側だけで噛む癖をやめるなど、顎関節への負担を減らす工夫が推奨されています。

また、ストレスや緊張が原因となることもあるため、リラックスできる時間を意識して作ることも役立つ場合があります。

やってはいけないこと・注意点

顎関節症のセルフケアでは、無理に大きく口を開けたり、強く揉みほぐすことは避けてください。

症状が悪化したり、痛みや腫れが強い場合は、自己判断でケアを続けず、早めに医療機関を受診することが重要です。安全にセルフケアを行うためには、症状や体調に合わせて無理のない範囲で実践しましょう。

顎関節症を予防するためにできること

顎関節症の原因となる頬杖をつく女性

顎関節症を予防するために、日常生活で意識できるポイントやストレス対策、早期発見の重要性について解説します。

日常生活で気をつけたい習慣

顎関節症の予防には、日々の生活習慣を見直すことが役立ちます。

例えば、片側だけで食べ物を噛む癖や、頬杖をつく、歯を強く食いしばるといった行動は、顎関節に負担をかけやすいため注意が必要です。

また、硬い食べ物を避けたり、口を大きく開けすぎないように意識することも大切です。これらの習慣を見直すことで、顎関節への過度な負担を軽減することが期待できます。

ストレス対策とリラクゼーション

ストレスは無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりを引き起こし、顎関節症のリスクを高めることがあります。

日頃から十分な休息をとることや、深呼吸やストレッチなどでリラックスする時間を持つことが予防につながります。自分なりのリラクゼーション方法を見つけて、心身の緊張を和らげることが重要です。

早期発見・早期対応の重要性

顎の痛みや違和感、口の開けにくさなどの症状を感じた場合は、早めに歯科や医療機関を受診することが大切です。

早期に適切な対応を行うことで、症状の悪化を防ぐことができる場合があります。自己判断せず、専門家のアドバイスを受けることが安心につながります。

顎関節症に関するよくある誤解と正しい知識

顎関節症で診察を受ける女性

顎関節症についてはさまざまな誤解が広がっていますが、正しい知識を持つことで不安の軽減や適切な対応につながります。

かみ合わせ治療の必要性について

顎関節症の原因は多岐にわたるため、必ずしもかみ合わせ治療が必要とは限りません。

かみ合わせの異常が症状の主な要因である場合には治療が検討されますが、多くの場合は生活習慣の見直しやセルフケア、理学療法などが優先されることもあります。

自然治癒するケースとしないケース

顎関節症の中には、ストレスや日常生活の影響で一時的に症状が現れ、特別な治療を行わなくても自然に改善するケースがあります。

一方で、痛みや開口障害が長引く場合や、日常生活に支障をきたす場合は、専門的な治療が必要となることもあります。

症状の経過や重症度によって対応が異なるため、早めに医療機関で相談することが勧められます。

再発リスクとその対策

顎関節症は再発することもあり、そのリスクを低減するためには、日常生活での顎への負担を減らすことや、ストレス管理、悪習慣の見直しが重要です。

また、定期的な経過観察や医師の指導を受けることで、再発予防につながります。自分自身でできる対策と、専門家のサポートを組み合わせることが大切です。

まとめ

顎関節症を治して笑顔の女性

顎関節症とは、あごの関節や周囲の筋肉に不調が生じる症状の総称で、口の開閉時の痛みや違和感、音が鳴るなどの症状がみられます。

原因はストレスや歯ぎしり、かみ合わせの問題など多岐にわたり、生活習慣や姿勢も影響すると考えられています。

治療法には薬物療法やマウスピース、理学療法などがあり、症状や原因に応じて選択されます。

また、セルフケアとしては、あごの負担を減らす生活習慣の見直しやストレッチが役立つ場合もあります。予防には日常の注意や正しい知識が大切とされています。

顎関節症治療を検討されている方は、座間市相武台、小田急線「相武台前駅」南口より徒歩1分にある歯医者「相武台ゆうデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、地域の皆様のお口の健康を守り、豊かな人生になるよう寄り添う事を理念にしています。一般歯科だけでなく、予防歯科や矯正治療、口臭治療、ホワイトニングなど、さまざまな診療にあたっています。

当院のホームページはこちら、初診のネット予約LINEの無料相談もお受けしておりますので、ぜひご覧ください。

お支払いにクレジットカードをご利用いただけます(自費のみ)お支払いにクレジットカードをご利用いただけます(自費のみ)

VISA MasterCard JCB AMERICAN EXPRESS Diners Club
Quacareer[クオキャリア]新卒歯科衛生士募集中|採用情報・見学申し込みはこちら Quacareer[クオキャリア]経験者歯科衛生士募集中|採用情報・見学申し込みはこちら
© 2019 SOBUDAI YU Dental clinic,All Rights Reserved.