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歯周病を放置するとどんなリスクが?自分の歯を守るために大切なことも

こんにちは。座間市相武台、小田急線「相武台前駅」南口より徒歩1分にある歯医者「相武台ゆうデンタルクリニック」です。

「歯茎が少し腫れているだけだから」と、ついそのままにしていませんか。実はそれは、歯周病のサインかもしれません。歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどないため、放置されやすい病気です。

しかし、知らないうちに進行し、やがて歯が抜け落ちたり、全身の健康に悪影響を及ぼしたりすることがあります。特に中高年層では歯を失う主な原因となっており、決して軽視できるものではありません。

今回は、歯周病とはどのような病気か、放置した際にどのようなリスクがあるのか解説します。歯周病の進行を食い止めるためにできることもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

歯周病とは

歯周病の口もとを示して歯科医が説明するイメージ

歯周病とは、歯と歯茎の境目にある歯周ポケットにプラーク(歯垢)がたまり、そこに含まれる細菌によって歯茎や歯を支える骨が徐々に破壊されていく病気です。はじめは痛みなどの自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行しやすく、沈黙の病気とも呼ばれます。

歯周病を放置すると、歯が抜け落ちるだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす恐れがあります。実際、日本では成人の約8割が歯周病もしくはその予備軍であるとされており、誰にとっても無関係ではない身近な病気です。

歯周病の理解を深め、早めの対策をとることが、口腔内の健康を保つうえで非常に重要です。

歯周病の進行段階

歯周病は、軽度の炎症から始まり、放置することで徐々に重篤化していく慢性的な病気です。その進行は大きく4つの段階に分かれており、それぞれの状態によって症状や治療法も異なります。

歯肉炎

歯周病の最も初期の段階が歯肉炎です。これは、歯の周りにたまった歯垢(プラーク)に含まれる細菌が歯茎に炎症を起こし、赤く腫れたり、歯みがきのときに出血したりする状態です。

この段階では、歯を支える骨には影響が出ていないため、丁寧な歯みがきや歯科医院でのクリーニングによって、元の健康な状態に戻すことが可能です。歯周病の進行を防ぐためには、この初期段階で気づいて対処することがとても大切です。

軽度の歯周炎

歯肉炎を放置すると、やがて軽度の歯周炎へと進行します。この段階では、歯茎の炎症がより深い部分まで広がり、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎のすき間が深くなっていきます。歯を支える骨の一部が溶け始めるのもこの時期です。

症状としては、歯茎の出血や軽い腫れに加えて、歯が浮いたような感覚が出ることもあります。日常の歯みがきだけでは対処が難しく、歯科医院での専門的なケアが必要になります。

中等度の歯周炎

さらに進行すると中等度の歯周炎となり、歯茎の炎症がかなり進んだ状態になります。

歯を支える骨の破壊が進み、歯周ポケットはさらに深くなります。歯茎が下がって歯が長く見えるようになったり、歯がグラグラして噛みにくくなったりすることもあります。また、この段階からは強い口臭を感じる人も多くなります。

見た目や生活の質にも影響を与えるようになるため、放置せずにしっかりとした治療を受けることが大切です。

重度の歯周炎

歯周病が最も進んだ状態が重度の歯周炎です。この段階では歯を支える骨が大きく失われ、歯がぐらついたり、最悪の場合には自然に抜けたりすることもあります。歯茎は大きく下がり、歯の根元が露出して知覚過敏が起こりやすくなります。

ここまで進行すると、歯を残すのが難しくなり、抜歯をせざるを得ないこともあります。歯周病を放置した結果がこの状態です。重症化する前に、早めの対処が何よりも重要です。

歯周病を放置するとどんなリスクがある?

歯周病を放置して脳や心臓に影響が出るイメージ

歯周病は放っておいても自然に治ることはなく、むしろどんどん悪化していく病気です。初期には自覚症状が少ないため軽く見られがちですが、放置するとさまざまな深刻なリスクを引き起こします。ここでは、歯周病を放置した場合に考えられる主な影響について解説します。

歯を失うリスクが高まる

歯周病を放置するリスクの一つが歯を失うことです。歯周病は、歯を支えている歯茎や骨を少しずつ破壊していきます。そのため、症状が進むにつれて歯がぐらつくようになり、最終的には抜け落ちることもあります。

実際、日本人が歯を失う原因の第1位は虫歯ではなく歯周病です。特に40代以降では歯周病による歯の喪失が急増し、複数の歯を一度に失うケースもあります。歯を失うことで噛む力が弱まり、食生活の質の低下や見た目の変化にもつながるため、早めの対処が欠かせません。

全身の健康へ悪影響をおよぼす

歯周病を放置すると、口の中だけでなく全身の健康にも悪影響を与えることがわかってきています。歯周病菌や炎症による物質が血液を通じて体中に広がると、心臓病や脳梗塞、糖尿病、誤嚥性肺炎など、さまざまな病気のリスクが高まるとされています。

特に糖尿病との関係は深く、歯周病が悪化すると血糖値のコントロールが難しくなり、逆に糖尿病が歯周病を悪化させるという悪循環が生まれます。また、妊婦の場合には、早産や低体重児出産のリスクを高めるともいわれており、歯周病の放置は全身に影響する深刻な問題といえます。

口臭が悪化する

歯周病が進行すると、強い口臭の原因にもなります。

歯と歯茎の間にできた深い歯周ポケットの中では、空気を嫌う細菌(嫌気性菌)が繁殖しやすくなり、それが悪臭のもととなるガスを発生させます。このにおいは本人が気づきにくいことが多く、知らないうちに周囲に不快感を与えることがあります。

歯周病による口臭は、一時的な対策では改善しにくく、根本的な治療が必要です。放置するとにおいがどんどん強くなり、仕事や人間関係にも悪影響を及ぼす恐れがあるため、早めに対策をとることが大切です。

歯周病の進行を食い止めるためにできること

歯周病予防の為に正しい歯みがきをする男性

歯周病は一度進行すると自然には治らないため、早めの予防と対策がとても大切です。日常生活のなかでのちょっとした習慣の見直しが、歯周病の進行を防ぐ大きな鍵になります。ここでは、歯周病の進行をくい止めるために実践できる具体的な方法をご紹介します。

正しい歯磨き習慣を身につける

歯周病の予防で最も基本となるのが、毎日の歯磨きです。

ただし、磨いているつもりでも、正しい方法でなければ歯垢(プラーク)は落とせません。歯と歯茎の境目を意識して、優しく小刻みに動かすように磨くことが大切です。また、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシも使うことで、歯の隙間に残った汚れまで取り除けます。

自己流では磨き残しが多くなりやすいため、一度歯科医院で自分に合った磨き方を教わるのもよいでしょう。

食生活を見直す

毎日の食事も、歯周病の予防や進行をくい止めるためにとても大切なポイントです。甘いお菓子やジュースなど糖分の多いものを頻繁にとると、口の中に歯垢(プラーク)がたまりやすくなり、歯周病の原因となる細菌が繁殖します。

また、やわらかい食べ物ばかりでは噛む力が弱まり、唾液が分泌されません。唾液には口の中をきれいに保つ働きがあるため、よく噛んで食べることも大切です。歯ぐきの健康を守るためには、ビタミンCやカルシウム、たんぱく質などの栄養素をしっかりとることも意識しましょう。

喫煙を控える

喫煙は歯周病の最大のリスク要因のひとつです。タバコに含まれるニコチンは歯茎の血流を悪化させ、免疫力を低下させます。その結果、歯茎の炎症が悪化しやすくなるのです。また、治療をしても効果が出にくいという問題もあります。

そのため、禁煙することが強く求められるのです。禁煙することで歯周病の進行を抑えることができ、治療の効果も高まるでしょう。

ストレスを管理する

ストレスがたまると、身体の免疫力が低下し、歯周病にもかかりやすくなります。また、ストレスが原因で歯ぎしりや噛みしめなどが起こると、歯や歯茎に余分な負担がかかり、歯周病を悪化させる可能性があります。

ストレスを完全に避けることは難しいかもしれませんが、適度にリラックスする時間を作ったり、睡眠をしっかりとったりすることは、口の健康にもつながります。

定期的に歯科検診を受ける

歯周病は、初期のうちはほとんど痛みなどの自覚症状がありません。そのため、自分では気づかないうちに進行することが多く、症状が出たときには重度の状態にまで進行しているケースも少なくありません。

こうした気づかない進行を防ぐために、定期的に歯科検診を受けることがとても大切です。

検診では、歯ぐきの状態や歯周ポケットの深さをチェックし、歯周病の兆候がないかを早い段階で見つけることができます。さらに、たまった歯石を取り除いてもらうことで、歯周病の原因となる細菌の温床を減らすことができます。

定期的にプロの目でチェックしてもらうことが、進行を防ぎ、大切な歯を長く守ることにつながります。

まとめ

歯周病をケアした笑顔の女性

歯周病は、気づかないうちに進行し、放置すれば歯を失うだけでなく、全身の健康にまで悪影響を及ぼす可能性のある深刻な病気です。初期段階では痛みなどの症状が出にくいため、ちょっとした歯ぐきの腫れと軽く見てしまう方も少なくありません。

しかし、歯周病は放っておいても自然には治らず、進行する一方です。だからこそ、正しい歯みがきやバランスの良い食生活、禁煙、ストレス管理、そして定期的な歯科検診など、日々の予防と早めの対処がとても重要です。

自分の歯を守り、健康な生活を続けるために、今日からできることから始めましょう。

歯周病の症状にお悩みの方は、座間市相武台、小田急線「相武台前駅」南口より徒歩1分にある歯医者「相武台ゆうデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、地域の皆様のお口の健康を守り、豊かな人生になるよう寄り添う事を理念にしています。一般歯科だけでなく、予防歯科や矯正治療、口臭治療、ホワイトニングなど、さまざまな診療にあたっています。

当院のホームページはこちら、初診のネット予約LINEの無料相談もお受けしておりますので、ぜひご覧ください。

歯周外科治療とは?行う内容や費用、治療後の過ごし方を解説

こんにちは。座間市相武台、小田急線「相武台前駅」南口より徒歩1分にある歯医者「相武台ゆうデンタルクリニック」です。

歯周病が進行すると、歯を支える骨や組織に大きなダメージが及び、通常の歯周治療では改善が難しくなることがあります。そのようなケースで選択されるのが、歯周外科治療です。歯周外科治療は、歯周病の進行を食い止め、歯を長く健康に保つための重要な治療法の一つです。

この記事では、歯周外科治療とはどのような治療法なのか、どのようなケースで行われるのか、術後はどのように過ごすべきかなどを詳しく解説します。

歯周外科治療とは

歯周外科治療の様子

歯周外科治療とは、歯周病の進行によって生じた歯周ポケット内の炎症組織や歯周病原菌を除去し、健康な歯周組織の回復を目指す治療です。具体的には、歯茎を切開して目視で確認しながら、深いポケット内に沈着した歯石や炎症組織を取り除く治療が中心となります。

歯周外科治療の目的は、以下の通りです。

  • 炎症の除去
  • 歯周組織の再生
  • 将来的な歯の喪失の防止

歯周外科治療が必要なケース

歯周ポケットが深い歯ぐき

歯周外科治療は、重度の歯周病によって歯周組織(歯ぐき・歯槽骨・歯根膜など)が破壊され、通常のスケーリングやルートプレーニングなどの処置では改善が見込めない場合に必要となります。特に、以下のようなケースで歯周外科治療が必要になる可能性があります。

歯周ポケットが深い場合

健康な歯ぐきでは、歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)は3mm以下です。

しかし、歯周病が進行すると歯周ポケットと呼ばれる溝が深くなり、4mm以上の状態になっていきます。特に、6mm以上になった場合は重度の歯周病と診断されます。

通常の歯みがきでは歯周ポケット内部の汚れや細菌を取り除くことが難しいため、炎症が悪化する恐れがあります。歯周ポケットが深くなった場合は、歯周外科治療によって深部までアプローチし、ポケットの内部に付着した炎症物質や細菌を除去する必要があるのです。

歯根が露出している場合

歯周病が進行し、歯茎が大きく下がって歯根が露出している場合、その部分が虫歯になりやすいです。象牙質が露出して知覚過敏の症状が出ることもあるでしょう。こうした歯茎の退縮に対しては、歯肉移植などを行い歯根を覆うことで、症状の改善を目指します。

歯周組織が大きく破壊されている場合

歯を支える骨や歯茎が欠損している場合、通常のスケーリングやルートプレーニングだけでは不十分で、外科的アプローチが必要です。歯周外科治療によって破壊された歯周組織を再構築し、歯の安定性を高めます。

歯周外科治療で行う内容

歯周外科治療の様子

歯周外科治療と一口にいっても、患者様の歯周病の進行度や症状に合わせてさまざまな治療法があります。歯周外科治療では、主に次のような治療法が行われます。

フラップ手術

フラップ手術は、歯周ポケットが深くなり、歯石や細菌が取り除けない場合に実施される手術です。フラップ手術では、歯茎を切開して歯の根元を露出させ、直接細菌を目視しながら汚れを徹底的に除去します。

汚れを取り除いたあとは、歯茎を元に戻して縫合します。手術時間は30分から1時間程度で、麻酔を施して行うのが一般的です。手術後に痛みが出ることもありますが、数日で軽快します。

歯周組織再生療法

歯周組織が大きく損傷した場合、再生させることを目的とした治療法です。失われた歯茎や骨を再生・修復するために、特殊な薬剤を使用します。

GTR法

GTR法は、特殊な膜を使って歯槽骨や歯根膜などを再生する治療法です。通常、顎の骨よりも歯茎のほうが再生速度が早いため、何もしないと顎の骨のためのスペースを歯茎が奪ってしまいます。そのため、歯ぐきの細胞と顎骨の細胞を分け、双方を適切に再生させることを目指します。

エムドゲイン法

エムドゲインとは、豚の歯胚から抽出したタンパク質を使用して歯周組織の再生を促す方法です。歯周病などによって欠損した歯槽骨と歯根の間にエムドゲインを塗布すると、歯根表面にタンパク質が結合して歯周組織の再生を誘導します。

骨誘導再生法

歯茎を剥離して、骨を作りたい部分に自家骨、または骨補填材を入れて骨の再生を促す方法です。

歯周形成手術

歯周形成手術は、歯茎が下がって露出した歯根をカバーし、歯肉の形態を改善することを目的とした治療です。歯茎が後退すると審美性が損なわれるだけでなく、知覚過敏の原因にもなります。手術により歯肉を歯根部に再配置し、歯の露出を防ぐことで、見た目の改善とともに歯の保護を図ります。

歯周外科治療の費用

歯周外科治療の費用を説明する歯科医師

ここでは、歯周外科治療の費用の目安を確認しましょう。

歯周病の外科治療は保険が適用されるケースとそうでないケースがあります。フラップ手術の費用は、保険適用3割負担の場合で7,000円程度です。歯周組織再生療法では、8,000円〜2万円程度が目安でしょう。

一方、特殊な薬剤を使用した場合などは自費診療となるため、10万〜20万円程度かかる可能性があります。

歯周外科治療の流れ

歯周外科治療の診察の様子

以下に、歯周外科治療の流れについて詳しく解説します。

診察

まず、問診や歯周ポケットの深さ、出血、歯のグラつきなどの検査を行います。初診では、患者さまの歯周病の進行度、全身の健康状態、治療に対する希望を確認します。レントゲン撮影を通じて、歯を支える骨の減少具合も把握ます。

歯周基本治療の実施

歯周病の進行を食い止め、外科治療の効果を最大限に引き出すため、歯周基本治療(スケーリング・ルートプレーニング)を行います。これにより、歯石やプラークを除去し、歯周ポケットの炎症を抑え、歯茎の状態を改善します。

歯周外科治療の実施

歯周基本治療だけでは、状態が改善されない場合は歯周外科治療を実施します。麻酔を行い、歯肉を切開して歯根や歯周組織にアクセスし、深部の感染源や炎症組織を除去して清掃します。処置後は縫合し、組織の再生を促します。

治療後の定期メンテナンス

外科治療で改善した歯周状況を維持できるかは、術後の管理に大きく依存します。治療完了後は、口内の細菌の増殖や再感染による炎症や骨の破壊を防ぐために、定期的に歯科医院を受診する必要があります。

通常は、治療後の状態を評価するために1〜3か月後に再評価を行います。定期的なメンテナンスを怠ると、歯周病が再発したり他の歯に問題が起こったりする可能性があるため、歯科医師の指示に従って通院を続けましょう。

歯周外科治療後の過ごし方

歯周外科治療後の注意点イメージ

治療が完了した後の過ごし方にも注意が必要です。治療部位は非常にデリケートな状態にあるため、適切なアフターケアを心がけなければなりません。ここでは、歯周外科治療後の過ごし方について詳しく解説します。

治療当日の注意点

歯周外科治療を行った当日は、麻酔の効果が切れた後2〜3時間は食事を控えてください。麻酔が効いている間は感覚が鈍くなっているため、火傷したり誤って口内を噛んだりする可能性があります。

また、痛みや腫れが出ることがありますが、歯科医師から処方された痛み止めや抗生剤を服用して対処しましょう。患部を冷やす場合は、保冷剤をタオルなどで包んで行ってください。

食事に関する注意点

歯周外科治療後は、食事に対する注意が必要です。特に、治療当日は、麻酔の影響が残っているため熱いものや硬いものは避け、柔らかく刺激の少ない食事を選びましょう。例えば、おかゆ、スープ、ヨーグルト、蒸しパンなどが良いでしょう。

また、治療部位での咀嚼は避け、反対側の歯で噛むよう心がけてください。刺激物や硬い食べ物は、傷口を刺激する恐れがあるため、治療後数日間は控えることが推奨されます。

口腔ケアに関する注意点

歯周外科治療の直後には、患部に刺激が加わらないよう注意が必要です。治療後数日は、治療部位を歯ブラシで強くこすらないようにし、優しく磨くことが大切です。

ヘッドが小さい子供用の歯磨きや、毛束が1本のワンタフトブラシなどを使用すると、患部を避けながら歯磨きしやすいです。

まとめ

歯周外科治療後の健康な歯ぐきで笑顔を見せる女性

歯周外科治療は、歯周病が進行して歯を支える骨や歯茎に大きなダメージが生じた場合に必要となる治療です。外科治療と聞くと不安に思うかもしれませんが、適切に実施すれば歯を守れます。

歯周外科治療を検討されている方は、座間市相武台、小田急線「相武台前駅」南口より徒歩1分にある歯医者「相武台ゆうデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、地域の皆様のお口の健康を守り、豊かな人生になるよう寄り添う事を理念にしています。一般歯科だけでなく、予防歯科や矯正治療、口臭治療、ホワイトニングなど、さまざまな診療にあたっています。

当院のホームページはこちら、初診のネット予約LINEの無料相談もお受けしておりますので、ぜひご覧ください。

虫歯になりやすい人の特徴と原因|今日からできる具体的な予防方法も解説

こんにちは。座間市相武台、小田急線「相武台前駅」南口より徒歩1分にある歯医者「相武台ゆうデンタルクリニック」です。

「毎日しっかり歯磨きをしているのに、なぜか虫歯ができてしまう…」そんな悩みを抱えていませんか。「自分は虫歯になりやすい体質なのかも」と諦めかけている方もいるかもしれません。

実は、虫歯のなりやすさは歯磨きだけでなく、食生活や唾液の量、歯並び、口呼吸の癖など、様々な要因が複雑に関係しています。ご自身の持つリスク要因を知ることが、効果的な予防への第一歩です。

この記事では、虫歯になりやすい人の具体的な特徴と、その原因について詳しく解説します。今日から実践できる予防法や歯科医院で受けられる対策もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

虫歯になりやすい人とは

虫歯ができる仕組みのイメージ

虫歯になりやすい人の特徴や虫歯の仕組みを詳しく解説します。

虫歯の仕組み

虫歯は、口の中にいる細菌が糖分を分解して酸を作り出し、その酸によって歯の表面が少しずつ溶かされていくことで始まります。

歯の表面を覆うエナメル質は非常に硬い組織ですが、酸にさらされ続けると徐々に弱くなり、最終的には小さな穴があいて虫歯になります。

本来、唾液には酸を中和して歯を守り、溶けかけた部分を修復する「再石灰化」という働きがあります。しかし、間食や甘い飲み物を頻繁に摂ると口の中が酸性の状態になりやすく、唾液の修復作用が追いつかなくなります。

さらに、歯磨きが不十分だとプラーク(歯垢)が残り、細菌が酸をつくり続けるため虫歯が進行してしまいます。

また、歯並びの乱れや詰め物の隙間、口呼吸の習慣なども虫歯のリスクを高める要因とされています。このように、虫歯は細菌だけでなく生活習慣やお口の環境が複雑に関わって発生するものなのです。

虫歯になりやすい人

虫歯になりやすい人とは、一般的に歯の質が弱い、唾液の分泌量が少ない、または唾液の性質が虫歯菌の活動を抑えにくい場合などが挙げられます。

加えて、甘いものや間食を頻繁に摂る習慣や、歯磨きの回数や方法が不十分な生活習慣も虫歯リスクを高める要因です。

さらに、遺伝的な体質や、全身疾患、服用している薬の影響で唾液の量が減少している場合も虫歯になりやすい傾向があります。

虫歯になりやすい人の主な特徴

虫歯になりやすい口呼吸をする女性

虫歯になりやすい人にはいくつかの共通した特徴があり、日々の生活習慣や体質が大きく関係しています。

歯磨きが不十分または方法が間違っている

歯磨きの回数が少なかったり、磨き残しが多かったりすると、歯垢がたまりやすくなり虫歯のリスクが高まります。

また、力を入れすぎたり、適切なブラッシング方法でない場合も十分な効果が得られないことがあります。

歯並びが悪い・矯正していない

歯並びが悪いと歯と歯の間に汚れがたまりやすく、通常の歯磨きでは落としにくいため虫歯になりやすい傾向があります。

矯正治療を受けていない場合は、定期的な歯科受診でケアを心がけましょう。

唾液の分泌量が少ない・口腔乾燥

唾液には口の中を洗い流す作用がありますが、分泌量が少ないと細菌が増えやすくなります。加齢や薬の副作用、ストレスなどが原因となることもあります。

甘いものや酸っぱいものをよく食べる

糖分や酸が多い食品を頻繁に摂取すると、口腔内のpHが酸性に傾きやすく、歯が溶けやすい状態になります。間食の頻度や内容に注意が必要です。

ダラダラと飲食する習慣がある

食事や間食の時間が長引くと、口の中が長時間酸性になりやすく、虫歯のリスクが高まります。食事の時間を決めてメリハリをつけることが大切です。

口呼吸の習慣がある

口で呼吸する習慣があると、口腔内が乾燥しやすくなり、唾液の自浄作用が低下します。鼻呼吸を意識することでリスクを減らせる場合があります。

遺伝や体質による歯質の弱さ

エナメル質や象牙質の強さには個人差があり、遺伝的に歯が弱い場合は虫歯になりやすい傾向があります。

過去の治療歴や詰め物の多さ

治療した歯や詰め物の周囲は、虫歯が再発しやすい部位です。定期的なチェックと適切なケアが重要です。

生活習慣の乱れや基礎疾患の影響

睡眠不足や不規則な生活、糖尿病などの基礎疾患は、虫歯リスクを高める要因となることがあります。生活習慣の見直しや、持病の管理も大切です。

虫歯になりやすい原因を詳しく解説

間食が多くて虫歯の原因になるイメージ

虫歯になりやすい人にはさまざまな原因があり、これらを理解することで予防や対策につなげることが可能です。

プラーク(歯垢)と虫歯菌の関係

歯の表面に付着するプラーク(歯垢)は、虫歯菌が住みつく温床となります。虫歯菌はプラークの中で糖分を分解し、酸を作り出します。この酸が少しずつ歯の表面を溶かしていくことで、虫歯は進行していきます。

特に歯磨きが十分でない場合や、歯並びの影響で磨き残しが多い場合は、プラークが残りやすくなります。その結果、虫歯菌が活動しやすい環境が整ってしまい、虫歯のリスクが高まります。

唾液の役割と虫歯リスク

唾液は、口の中を守る大切な役割を果たしています。口腔内の汚れを洗い流し、酸を中和する作用に加えて、溶けかけた歯を修復する「再石灰化」を助ける成分も含まれています。

しかし、唾液の分泌量が少ないと、こうした効果が十分に働かず、虫歯になりやすくなります。加齢やストレス、服薬による副作用なども唾液量の減少につながるため、こうした要因を持つ方は特に注意が必要です。

食生活と虫歯発生の関係

糖分を多く含む食品や飲料を頻繁に摂取すると、口腔内が酸性に傾きやすくなります。

特に間食やダラダラ食べが続くと、歯が酸にさらされる時間が長くなり、虫歯のリスクが高まります。バランスの良い食事と規則正しい食習慣が予防につながります。

遺伝的要因と環境要因

歯の質や唾液の成分、歯並びなどは遺伝的な影響を受けることがあります。

また、幼少期の生活習慣や家庭環境も虫歯リスクに関係します。これらの要因を知ることで、自分に合った予防法を見つけることが大切です。

虫歯になりやすい人が注意すべき症状とリスク

虫歯の初期症状で冷たいアイスが歯にしみる女性

虫歯になりやすい人が注意すべき症状やリスクについて、具体的なサインや進行時の影響、再発しやすいケースの特徴を詳しく解説します。

初期虫歯のサインを見逃さない

虫歯は初期の段階ではほとんど自覚症状がないため、気づかないうちに進行してしまうことが少なくありません。

歯の表面に白く濁った部分が現れたり、冷たいものや甘いものを口にしたときに軽いしみを感じるのは、初期虫歯のサインの一つです。

痛みがなくても油断せず、早めに歯科医院を受診することが大切です。定期的に検診を受けていれば、こうした小さな変化も歯科医が見逃さず、早期に対応できる可能性が高まります。

虫歯が進行した場合のリスク

虫歯が進行すると、細菌が歯の内部にまで入り込み、強い痛みや歯ぐきの腫れを引き起こします。

さらに悪化すると神経が死んでしまい、根管治療や場合によっては抜歯が必要になることもあります。歯を失えば噛み合わせや見た目に影響が出るだけでなく、治療の負担も大きくなります。

また、口の中の感染は全身に広がることもあるため、放置は大きなリスクにつながります。

再発しやすいケースの特徴

虫歯は治療して終わりではなく、再発することもあります。唾液の量が少ない方や歯並びが悪い方、間食の回数が多い方、また歯磨きが十分でない方は特に注意が必要です。

治療後のケアが不十分だったり、定期検診を受けないまま放置すると、再び虫歯になるリスクが高まります。

自分の生活習慣や口の状態を振り返り、日常的な予防に意識を向けることが、虫歯を繰り返さないための大切なポイントです。

虫歯になりやすい人のための予防方法

虫歯予防のためのデンタルケア用品

虫歯になりやすい人が日常生活で実践できる予防方法について、具体的なポイントを解説します。

正しい歯磨きとケアのポイント

虫歯予防の基本は、毎日の歯磨きを丁寧に行うことです。歯ブラシは毛先が広がっていないものを選び、歯と歯の間や歯ぐきの境目を意識して磨くことが大切です。

また、フロスや歯間ブラシを併用することで、歯ブラシだけでは落としきれない汚れも除去しやすくなります。

食生活の見直しと間食の工夫

砂糖を多く含む飲食物の摂取頻度が高いと虫歯のリスクが高まります。間食は時間を決めて摂るようにし、甘いものを控えることが望ましいです。

食後は水やお茶で口をすすぐことで、口腔内の糖分を減らす工夫も有効です。

唾液の分泌を促す方法

唾液には虫歯の原因菌を洗い流す働きがあります。よく噛んで食べる、ガム(キシリトール配合など)を利用する、こまめな水分補給を心がけることで唾液分泌を促すことが期待できます。

口呼吸の改善トレーニング

口呼吸は口腔内が乾燥しやすく、虫歯のリスクが高まります。

鼻呼吸を意識し、口を閉じるトレーニングや、口周りの筋肉を鍛える体操を取り入れることで、口呼吸の改善を目指しましょう。

定期的な歯科検診の重要性

自覚症状がなくても、定期的に歯科検診を受けることで早期発見・早期対応が可能となります。専門家によるクリーニングや、正しいケア方法の指導を受けることも虫歯予防につながります。

歯科医院で受けられる虫歯予防と治療法

歯科医院で歯をクリーニングするイメージ

虫歯になりやすい人が歯科医院で受けられる主な虫歯予防や治療法について、具体的に解説します。

クリーニングやシーラント

歯科医院では、歯科衛生士や歯科医師による専門的なクリーニング(PMTC)を受けることができます。

毎日の歯みがきではどうしても落としきれない歯垢や歯石をきれいに取り除き、虫歯や歯周病のリスクを減らすための大切なケアです。定期的に受けることで、口の中を清潔に保ち、より健康な状態を維持しやすくなります。

さらに、特に虫歯になりやすい奥歯の噛む面には「シーラント」と呼ばれる樹脂をコーティングする処置が行われることがあります。奥歯の溝は複雑で磨き残しが生じやすいため、シーラントでカバーしておくことで、虫歯予防に大きな効果を発揮します。

虫歯治療の流れと選択肢

虫歯が見つかった場合、まず虫歯の進行度を診断し、必要に応じてレントゲン検査などが行われます。初期の虫歯であれば、フッ素塗布や経過観察で対応することもありますが、進行している場合は虫歯部分を削り、詰め物や被せ物で修復します。

症状や進行度によって、治療方法や使用する材料が異なるため、事前に歯科医師と相談しながら治療方針を決めることが大切です。

治療費や期間の目安

虫歯治療の費用や期間は、治療内容や虫歯の大きさ、使用する材料によって異なります。

保険適用の範囲内であれば、比較的負担が軽く済むことが多いですが、自費診療の場合は費用が高額になることもあります。

治療期間も、軽度の虫歯であれば1〜2回の通院で終わることがありますが、重度の場合や複数本の治療が必要な場合は、数回から十数回の通院が必要になることもあります。治療前に見積もりや期間について確認しておくと安心です。

まとめ

予防をして虫歯が無い笑顔の女性

虫歯になりやすい人には、歯並びや唾液の量、生活習慣などに特徴があるとされています。食生活の乱れや歯磨き不足、そして間食の回数が多いことは、虫歯のリスクを高める大きな要因と考えられています。

こうした生活習慣が続くと、口の中の環境が酸性に傾きやすくなり、歯の表面が溶けやすい状態が長く続いてしまいます。

虫歯が進行すると、歯の痛みやしみる感覚、さらには歯の欠けや大きな損傷といった症状が現れることもあります。そのため、予防の第一歩は毎日の正しい歯磨きとバランスのとれた食事です。あわせて、定期的に歯科医院を受診してお口の状態をチェックすることも重要です。

さらに、歯科医院では日常のセルフケアだけでは不十分な部分を補うために、専門的なクリーニングやフッ素塗布といった予防処置を受けることができます。

虫歯治療を検討されている方は、座間市相武台、小田急線「相武台前駅」南口より徒歩1分にある歯医者「相武台ゆうデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、地域の皆様のお口の健康を守り、豊かな人生になるよう寄り添う事を理念にしています。一般歯科だけでなく、予防歯科や矯正治療、口臭治療、ホワイトニングなど、さまざまな診療にあたっています。

当院のホームページはこちら、初診のネット予約LINEの無料相談もお受けしておりますので、ぜひご覧ください。

歯が無くなるかも!

こんにちは!管理栄養士の菅原です。

今日は12月も半ばに入り、冬至も近くなってまいりました。

日が短く、朝起きるのがしんどいなぁって方も多いのではないでしょうか?

今日は、日光を浴びることが少ないことで、不足しがちな栄養素について少し解説したいと思います🌞

 

日光に浴びないと不足する栄養素は…

ずばり!「ビタミンD」です!

 

「ビタミンD」は、紫外線を浴びることにより皮膚で合成される少し特別なビタミンで、日光に当たる機会の少ない人は不足することがあります。

 

「ビタミンD」は、最近ではインフルエンザや生活習慣の予防などの可能性について、世界的に注目され、研究が進んでいます。アメリカでは、推奨摂取量が見直されている栄養素なんです!

 

「ビタミンD」は、カルシウムやリンなどのミネラルの代謝や恒常性の維持、骨の代謝に関係しています。ビタミンDが不足すると、たとえ牛乳などでカルシウムを十分に摂っても腸や腎臓での吸収が促進されず、カルシウム不足を引き起こすこともあります。丈夫な骨や歯🦷のためにも日光を浴びる機会は大切ですね!

 

そして食事からもビタミンDをしっかり摂りましょう。魚介類やキノコ類に多く含まれ、身近な食材では「サケ」「まぐろ」「きくらげ」「しめじ」などに多く含まれています。

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