“噛む・飲む・話す”などのお口の機能が、年齢や生活習慣病によってうまく働かなくなる状態を「口腔機能低下症」といい、成長期にうまく発達しない状態を「口腔機能発達不全症」といいます。
放っておくとむし歯や歯並びの悪化、全身の健康にも影響があるため早めのケアが大切です。
主に加齢により口腔機能が衰えてしまう症状です。
放っておくと誤嚥性肺炎や栄養不足などの原因になることもあり、ご高齢の方は要介護につながります。
専用のフィルムやシートを噛んで、噛む力を測定します。
よく噛むことを意識し、噛み応えのある食材を普段の食事に取り入れましょう。合わない義歯は噛む力を弱めるため、入れ歯を使用している場合は定期的に歯科医院で調整しましょう。
「パタカラ」などを繰り返し、口の動きの速さや滑らかさを確認します。
パタカラ体操などお口周りの筋肉を鍛えるトレーニングを継続的に行いましょう。
※パタカラ体操とはパタカラの4つの音をはっきりテンポよく発音するトレーニングです。
舌で測定器の先端を押し上げる検査で、舌の筋力を数値で確認します。
舌をよく動かす運動や、舌圧を鍛える筋力トレーニングを取り入れましょう。
専用の測定器を使用し、一定時間で出る唾液の量を測定します。
水分補給をこまめに行い、唾液腺を刺激するマッサージやガムなどで咀嚼の回数を増やすと効果的です。
グミを一定の回数噛んでもらい、
噛む力や飲み込むタイミングを確認します。
食事の際、一口につき20~30回は噛むことを心がけ、片側ではなく左右均等に噛む意識を持ちましょう。
「食べにくいものはないか」「むせやすくなったか」など、
お困りごとをお伺いします。
ご自身にあったアドバイスを受け、必要に応じて嚥下訓練や食事指導を受けましょう。
お子様のお口の機能が、成長過程で上手く発達していない状態のことを口腔機能発達不全症と言います。
放っておくと将来的な歯並びや発音、全身の健康にも影響するため、気になることがあればお早めに受診をおすすめです。
食事中の様子や会話・呼吸の仕方を観察し、
日常の動作を評価します。
よく噛む習慣を身に付けましょう。また鼻呼吸を促す練習をし、食事の姿勢や会話の環境を整えることも大切です。
飲み込み時の動きや、簡単な文章を読んでもらい
発音の明瞭さを確認します。
飲み込む力を鍛えるトレーニングや、滑舌をよくする発音練習を行います。
「パ・タ・カ・ラ」の発音や表情運動で、
口周りの動きと筋力を測定します。
舌や口周りの筋肉を鍛える「あいうべ体操」や「パタカラ体操」を継続的に行います。
※パタカラ体操とはパタカラの4つの音をはっきりテンポよく発音するトレーニングです。
歯の位置や噛み合わせ、顎の幅や形などを確認します。
指しゃぶりや口呼吸など悪習癖の改善と必要に応じて矯正治療を検討します。また、咀嚼回数を増やすことも効果的です。
口腔機能の低下や発達不全は、全身の健康にも大きな影響を与えます。
気になる症状がありましたら、お早めにご相談ください。